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2006年2月 9日 (木)

神戸空港と神戸っ子気質

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マイルスでっす!

兵庫県民の内、神戸界隈の人々、いわゆる摂津の人々の気質は一般的に『向上心、好奇心が強く見栄っ張り』だと言われている。多くの地域の気質は江戸時代の『藩風』に影響されているのだが、神戸・摂津に関してはどうやら違うらしい。

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この気質は、神戸が港町として拓け、発展する中で育まれたものだということをモノノ本で読んだ事がある。つまり摂津気質ではなく完全に『神戸気質』と呼ぶべきだと。

これは、実際に神戸っ子と話をすると頷ける事だ。・・と思う。

たとえば神戸っ子はみみっちく地元愛が強い。これは神戸に限らず大阪でも京都でも同じように地元愛が強い人はいる訳で、ただ『地元愛』という言葉で比較は出来ないことだといえる。ポイントは『みみっちく』の方であり、例を出さないと解ってもらいづらいかもしれない

たとえば、京都、大阪、神戸の人に他郷出身者が『ここは良い街ですね!』とお世辞をいったとする。それに対する代表的な反応は・・・・。

京都人『おおきに、えろうウルサなりましたけどなぁ』

大阪人『せやろ!もっとスゴイもん見せたろか!』

神戸人『関西では他にないわいや!こんな綺麗な街!』

まあ、そんな感じだろうか!?

※方言はオイラの廻りの少数なサンプルの影響であり正しいかどうかは??ハナハダ心もとないデス(^。^)y-.。o○

これを解説すると、京都人の場合言葉の裏には『昔はもっと良い街どしたんえ』というニュアンスがあり=過去現在を含めて京都はNO.1 であり、かつ、『まあいちいち言うてくれんでも解ってます』という選民思想が織り込まれているといって間違いない。

大阪人の場合は裏に・・・裏などないか?・・・まあそのままであり『そら、あたりまえやで!もっと解らしたらなアカンな!この田舎者』というニュアンスであり、更に言えば『もっともっとスゴなるで!!』という未来永劫NO.1という無根拠かつ無謀な自信が込められている。

さて神戸

神戸の場合は裏に『大阪や京都にはこの風土は無いわいや』という実にミクロでみみっちい競争意識があり、彼にとって世界は近畿地方で完結している。でありながら、絶対に他より『綺麗』『上品』など風土に密着した美意識がついてくるのが特色だといえる。食事の話をしていてもステーキの焼き加減だとかカットした厚さなど『味』以上に『見た目』を自慢するところにも、独特の美意識は繋がっていると思われる。

まあサンプル数は少ない中での実感だが、外れては無いと思う。

で、で、で、その神戸っ子!ウソを言っているかというと大間違いで、実際に神戸に言ってみると彼の『美意識』の正しさが理解できる。

いや、ほんまに神戸は美しく!しかも関西では見たことが無いタイプの美しさに満ち溢れている。

同じ近畿、関西圏なのにこの違いはナンだ????

ずっと考えていたのだが、最近思い当たった事がある。

それは神戸の美しさは『文明の美しさ』だって事だ。対して、京都、大阪の特徴は『文化の美しさ(大阪の場合オモロサか?)』に他ならず比較基準が根本的に違うと思い当たったって訳である。

外れてますか??????

                         

神戸空港の見学会は神戸っ子で溢れていた。この新たな文明の利器に彼らの心が躍るのは無理なからぬと思っている。

なにぶん、やっと悲願の『神戸の空港』が出来たのだから!

新しい施設への好奇心、近畿で一番新しい空港への期待感!そして美しい神戸の風土!

次の土曜2月11日も再び見学会は開催される。この日も神戸空港には神戸っ子が溢れ、嬉しそうな、そして、少し上品な口調で彼の地は賑わうと思われる。

『神戸の海越しにみたら大阪湾も綺麗ね!おほほほっ!』って。

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