太閤さんは『大阪破産』の夢をみるか?
いや、この本、強烈なタイトルに惹かれ釣られてしまったわけであるが、中身は意外にも客観的かつ淡々と積み上げられておりチェケラっていない。タイトルとしては『大阪』が冠せられており、実際『大阪』の財務状況を淡々とシミュレートしている訳であるが、ベンチマークとして活用すれば何処の自治体研究にも使えるのではないだろうか?この場合『大阪』を関したのは、著者観点での専門という理由以上に、出版サイドが『話題性の高さ』を買ったからだと思われる。スーツばら撒き問題に始まる一連の不祥事ニュースで土壌は出来てたもんね!クチコミの芽はすぐに出るわな・・。数々の3セク問題にしても『大阪』は特に多いと感じるので『出るべくして出た本』だとは思うが、他の自治体の方々も戦々恐々としている輩が多いのではなかろうか
『地方の時代へ』というと
まるで問題が『国家』と『地方自治体』にあるかの様に聴こえる。この捉え方は危険だと思う。問題は『官』と『民』の間にこそあるのだと思う。
大阪府内で最大級の失敗と思われる『りんくうタウン』に昨年末行ってきたのだが、『官』主導スペースの閑散ッぷりと『民』スペースのりんくうプレミアムアウトレットの盛況ッぷりのギャップに驚いてしまった。あのアウトレットがATC&WTCにあったなら、咲洲(さきしま)もその名のとおりに咲いたであろうに・・・
ちなみにATC&WTCにもアウトレットモールは入ってますが、リストを見たとおりですわ・・・
大阪を愛するからこそ『民』の一人として夢咲く『なにわ』づくりに貢献したいものであるなス!
太閤さんが『難波のことも 夢のまた夢』と結んだのは『朽ちぬ街の栄華』と『人の一生』との対比で浮き立つ『はかなさ』に他ならない。
どうか『夢』と『現実』との対比に『はかなさ』が浮き立ちませぬように!!!
さあ、オイラたち『民』こそ頑張るべし!!!!
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