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2005年7月 5日 (火)

東映に意見する③『男たちの大和』に関する期待と不安

この記事では、オイラは東映さんに質問をします。

単純な疑問を書きます。

ただ、誹謗中傷を行うつもりはないです。

日本映画&クリエイター&スタッフを尊敬するがゆえの質問です。

だから、答えてくれると信じている。

そして、オイラは先ほど東映の株主になりました。

正当なステークホルダーとしてなら質問が許されると信じているからです。

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・・・・・・・・・

前回、オイラが尊敬する日本映画のクリエイターさんに関して書いた。

それは

たとえば、黒沢明の超望遠レンズの使い方。

たとえば、円谷英二が見せた溶岩流の中の国会議事堂のイメージ。

たとえば、北野武が見せたスピード感の緩急のつけ方。

たとえば、深作欣二が見せた画面全体に漲るライブ感

などである。

すべては、イメージを再現するために、クリエイターが結集し知恵と技術を駆使して生み出されたものだ。

そう!お気づきでしょうが、深作作品は東映さん

っす!

そうなんだ!

オイラ、深作作品は仁義なきシリーズからバトルロワイヤルまで本気で好きだ!

バトルロワイヤルの灯台のシーンなどは、世界映画史に燦然と輝く名演出だと思っている。

『宇宙からのメッセージ』でさえ、逆説的に深作色が出ていて好きだ!

『宇宙からのメッセージ』は監督とスタッフそして広報など社員が苦闘したサマがよくわかり、その姿自体を愛してやまない。

ヒット間違いなしのスターウォーズに被せた、急な上映を指示されたスタッフの戸惑いと『やるならとことんやる!』という腹のくくり方を愛している。

                          

オイラ、実は東映のクリエイター陣や広報&広告などの営業スタッフの能力を高く評価している。

時には、『よくこんな映画を真剣に制作し、宣伝し、観客を動員させたな!!』と関心することがあるほどだ。とにかく掛け値なしに尊敬している。

オイラが意見しようとしているのは・・

経営陣に対してだけである!!

まず、経営方針を見てみよう!

東宝・経営方針・経営戦略(以下引用)

ページリンクにならないようですのでサイト内会社概要へ進んでください

『映画の製作・営業におきましては、高価値コンテンツへの投資を強化する一方、これまでの作品群に囚われない新しいラインアップに挑戦します。そして作品に合った配給方針を柔軟に進めてお客様のニーズに応えると共に、興行と一体となった戦略により、厳しい競争を勝ち抜いて行く所存です。』

松竹・経営方針・経営戦略(以下引用)

『映像関連事業におきましては、情報・通信技術の急速な進歩による映像コンテンツに対するニーズの高まりを受けて、従来の劇場での上映や権利利用に加え、映像コンテンツの製作者・保有者として、新たに創出される映像市場への対応に積極的に取り組んでまいります。

  映画の製作・配給では、当企業グループ独自の企画・製作力を高めるとともに、他社との連携など多様な製作・出資形態をとることで、お客さまにより喜ばれる作品の提供を目指します。』

東映・経営方針・経営戦略(以下引用)

『配給、興行におきましては、時流に即した娯楽性豊かなソフトの営業に努めます。』

別に意見はない!あなたが感じたままがすべてである。

では、僭越ながら・・・東映さまへ質問です?

     デビルマンの映画化にあたって、スタッフ選定の決め手と狙いを教えてください。

     男たちの大和の映画化にあたり、スタッフ選定の決め手と狙いを教えてください。

     経営方針にある『時流に即した娯楽性豊かなソフト』をもう少し詳しく解説してください。

まあ、質問しても???なのだが、オイラにとって本当に謎だから訊きたいのだ。

まあ、教えてなんかくれないっスネ・・・きっと

     のデビルマンに関しては興行的にも、作品評価にしても、正直、失敗だと思います。

すくなくとも、オイラは失敗作だと思っています。

一般の観客評価は下のまとめサイトかご自身でググってみたら判ると思う。

デビルマン評価まとめサイト

しかしこれは、オイラの眼から見ると完全にプロデュースサイドの問題だと思うわけです。

                   

多分、クリエイター陣は精一杯やったのだろう。

ただ、ターゲットの喜ぶ演出方法が得意なクリエイターではなかっただけだと思われる。

デビルマンを観て想像してしまったのは、監督をはじめとするクリエイター陣が心から作品を敬愛し没頭できる環境を、プロデュースサイドと経営陣が用意していなかったのではないか?という事である。

プロデュースサイドは、デビルマンのブランド力を知らなかったか?見くびっていたか?見誤っていたか?そのいずれかではなかったか?あるいは、時流を見誤っていたか?

この教訓をどう踏まえているか?を知りたいので、あえて過去の事ながら質問をしてみた次第です。

     は公式サイト中でスタッフに関する記述が、あまりにも少ないから質問した次第です。

ゆっちんさんがブログで一所懸命告知しているが・・・撮影の苦労は伝わるものの、未だ仕上がりに対するイメージや想い入れが伝わってこないからだ。

                      

角川さんと東映さんという連携なだけに、いろいろと大変な事もあるとは察するが・・。

                          

キャストの皆様の熱演を適切に伝えるには、しっかりとした映像づくりが不可欠だと思うからだ。

                       

デカイセットとデカイ爆発だけで伝えきれるテーマだとは思えないからだ。

                    

適切な脚本、適切な演出、適切な映像創り、センスと想い入れと志、それらが総て好循環でまわってこそ『伝わる映画』になると思うからだ。

                

ぶっちゃけ!オイラは少し心配をしている!

                    

『ほんとうに良い映画になりますよね?』

                      

まあ、大和に関しての検索数の多さからも非常に期待している人は多いと思われます。

この映画で『大和』を扱うということは、今後20年ぐらいはおなじテーマは扱えなくなる事であろうし、やっぱ、最高の映画になってほしい訳である。

                        

監督&クリエイター&スタッフのイメージや想い入れが分かり、納得すれば、心から応援するつもりだ。

                     

ああ、本気で応援したいのだ!!

                       

右や左など関係なく、この国が歩んだ歴史が、より多くの人に伝わってほしいからだ。

                  

臼淵大尉の想いとかが今のこの国に伝わってほしいと心から思うからだ。

                  

とにかく、良い映画になる事を祈っています。

東映に意見する①クリエイターを尊重せよ!

東映に意見する② 対比!東宝の尊敬すべきマインド『ローレライ』賛歌!

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コメント

マイルス様、はじめまして。
ユッチンの上司Kです。

マイルス様に頂いたご意見に関しましては、
本来ユッチンが答えるべき部分も含まれていましたが、
弊社の体質等、根の深いものがある一方、
映画『デビルマン』のようにユッチンが
全く関与していない作品に関するものがあり、
またご指摘頂いた弊社を疲労困憊させている
幾つかのファクトを辿ってみれば
複雑に絡み合ったロングラインの果てに
表裏一体を成していたりと、
宣伝部として返せるのは
「質問に答えられない言い訳」だけというのが
リアルな話です。
ただ、その言い訳がましい説明自体、
ピカピカの一年生ユッチンには
荷が重いという理由により、
私がレスポンスをお送りすること、
ご了承頂きたく存じます。

また、ユッチンの大和~は
映画『男たちの大和』の
作品オフィシャルブログであって
東映の社説ブログではないことから
マイルス様のブログに
お邪魔させて頂くことを
重ねてご了承の程宜しくお願い申し上げます。

まず最初に申し上げなければならないのは
マイルスさまの疑問①~③に対して
私が全くもって答えられないということです。
何故か。
それは私が東映という会社に在る人間だからです。
グレーゾーンに誘導するかのような
曖昧な答えを書き連ねることは出来ても
私という“個人”が持つソース、
及びオピニオンを言明することは出来ないのです。
発言した瞬間にそれが
東映オフィシャルの意味を持ってしまうからです。
回りくどい書き方をしていますが、
オフィシャルとして当たり障りの無い答えは書ける、
という逆説から何かを感じて頂ければと
存じます。
私は34歳の宣伝マン(♂)でTVとWEB
のパブリシティを担当しています。
そして、映画『デビルマン』も担当していました。
マイルスさまと同質の疑問を抱いたことも
確かにあります。
ただただ残念なのは
私が東映オフィシャルとして
全てを語るに足る人間でないということ、
語ることの出来る人間はこの場に現れないということ、
私とマイルス様がキタン無く全てを打ち明けあえる
親しい友人ではない、
ということです。

最後に一つ言えるのは、
映画『男たちの大和』は
凄い作品になる可能性を秘めている。
ということです。
先日、テレビ局に納品するメイキングを
福山で編集していた時
そこに在る映像から零れ出していたものは、
デカいセットとデカい爆発だけでは無かった。
そこにはある種の予感のようなものがあった。
これは私の“個人的”なフィーリングです。
そして、私は宣伝部として
大和という船を愛する一個人として
この作品が興行として成功するように、
全力を尽くしています。
マイルス様の意にはそぐわない内容で
あったかとは存じますが
最後までご拝読ありがとうございます。
また、
今回のコメントに対してのレスポンスを
頂けましたら幸いで御座います。

東映宣伝部K


投稿: k | 2005年7月 7日 (木) 11時39分

>宣伝部Kさま

コメント有難うございました。
まず、丁寧な慮りを行間より感じ取らせていただきました。
文字のひとつひとつ、また、文章の一行一行より、丁寧に精査し、ゆきつもどりつし、紡ぎだす様に書いていただいたであろう事、感じ取らせていただきました。

>全くもって答えられないということ

状況、理解致しました。
くわえて、質問自体が
『適切ではなかった事』
『適切なルートを取っていなかった事』
私自身、思い至っています。
また、『組織と個人』というつながりにおいて
責任範囲を明確に捉えようの無い『不適切な領域に亘る質問』を致しました事お詫び申し上げます。
         
Kさま、ゆっちんさまへのみ
歯がゆさと心労を与えてしまった事を心よりお詫び申し上げます。
            
以上の理由からも、いち映画のオフィシャルサイトへ
この文章をコメントし、宣伝活動に波風を立てる事自体が『卑怯』な事であると思い至っております。
だから、逆に、当ブログに書き残すのみとすることをご理解いただければ幸いです。
          

>『男たちの大和』は凄い作品となる可能性を秘めている。
               

私自身の責任として『信じて待ちます』
そして、公開時、必ず観ます。
Kさまの想い、ゆっちんさまの努力、
総てのスタッフ様の想いが、
よりよき方向で『日本映画』そして『これからの日本』のために結実する事を祈っています。
              

責任無き、祈りだけでは何も生み出しませんので・・・、
私自身、私の責任領域において
『この国のクリエイティブ魂』が
世界でより良く受け入れられるよう努めます。
そして、責任領域を少しでも拡げられる様努めます。
結果、いつの日か、Kさまとキタンなくお話できる日が自然と迎えられたら幸せに存じます。

最後に
それでもなお、『東映さま経営陣』への疑問・疑念は消え去っておりません。
Kさまの慮りと推敲と同じくらいの熱意が、
そして、ゆっちんさんの日々の取り組みと同じくらいの努力が
次年度の『経営方針&経営戦略』立案時に経営陣の間になされる事を祈る次第です。

マイルス

投稿: マイルス | 2005年7月 7日 (木) 14時35分

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受信: 2005年7月13日 (水) 13時54分

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