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2005年7月12日 (火)

続!! 黒人音楽とエルヴィスのリズムの違い『東京大学のアルバート・アイラー』に学ぶ

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マイルスだっす!続きっス!

『東京大学のアルバート・アイラー』では

ELVIS PRESLEY 『HOUND DOG』とJOHN LEE HOOKER『Walkin‘ the Boogie’』を例にとってのリズム解釈というか基礎律動の違いを講義している。

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前回記事 黒人音楽とエルヴィスのリズムの違い

※まず、大前提として・・

この本の著者・菊地成孔氏と大谷能生氏は紹介するミュージシャンへの尊敬の気持ち、音楽自体への愛を常に持っています。これは本を総て読めば自然と分かることです。

まず、この前提をご理解下さい。そうでないと、引用の場合、誤解を与えかねませんので・・。

基本的に、音源となる楽曲を流し解説を付けてゆく構成の授業であり、それを口述筆記したのが、この本の構造です。

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以下引用

ELVIS PRESLEY 『HOUND DOG』

                        

よー。く聴いてくださいね。はい、わかるかな?これ、リズムセクションが所謂三連でハネていくのか、ハネないでいくのか、よくわかってないまま演奏しております。というか、三連って感覚自体が理解できていなくて、なんとなく適当に「こんな感じだろ?」みたいにやってるっていう(笑)

ドラムだけ聴くとよく分かると思うんですが、ハイハットで基礎となるクリックを刻む、という事すらやっていません。適当に、まるで杭を打つかのように、タイミングを計って「バン!バン!」ってスネアを叩いているだけです。中略

エルヴィスだけが飛び抜けて凄いタイム感、グルーブ感を持っているってことが理解できると思います。以下略

JOHN LEE HOOKER『Walkin‘ the Boogie’』

                          

これ、曲の最初から最後までバンド・メンバー全員が、バシッと基礎律動を揃えています。

誰も落ちてる人がいない。中略

要するにさ、曲が始まって店舗が決まってクリックが出るでしょ、そうしたら、後はずっとそのクリックがキープされるのね。で、その上にさまざまなフレーズが乗せられていく、と。中略

この時期、エルヴィスが出てきた1950年代半ばぐらいまではさ、こういったリズム感覚っていうのはまったく一般的じゃなかったんですね。

以下略。

ELVIS PRESLEY 『HOUND DOG』

                           

「こんな感じだろ?黒人音楽ってのは」って適当に作っていることがよーく分かります(笑)

コード的にはブルース進行。で、手拍子も入れて、間奏にはドゥ・ワップの要素も入れちゃおう、みたいな感じで。メジャー会社のRCAがかなりアレンジ頑張ってますが、リズムに関しては、まーデタラメもいいとこですね。この手拍子とかズレズレで(笑)でもこの当時はこれでもうバッチリだったんですよ。中略

当時にしてみればこれは黒人音楽っていうなんか危険な文化を上手いコト取り入れた、クールなものだってことで全然OKだったんです。

以上引用

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いやーまったくわかりやすい!!

なぜ、分かりやすいか?

それは、下記を明確にして分析してくれているからです。

     音楽をビジネスとして捉える見方

     当時の流行的な感覚としての見方

     プロミュージシャンとしての視点

 

いや、オイラ、昔、『通』ぶるのに憧れていたせいで、音楽評論や理論を分かったような顔して読むのが大好きだったんですが、上記視点って抜けてる事多い気がします。

芸術的な視点や文化的な視点ばかりになってたりして・・・。

だから、オイラたちがエルヴィスをカバーしようとしたときにも、

『あの有名なエルヴィスの音源なんやし、非常に高度なリズム感覚で創られている』

って思い込んでいたように思います。

まあ、なんせ初心者だったのでリズムの感覚なんてハナカラ自信ないわけやし・・

お手本は完璧やと思うのが当たり前なわけで・・・・

さぁ!あらためて言いたい!

声を大にして言いたい!

こ一時間言い続けたい!

『通』ぶって言い続けたい!

『いや~。難しさを簡単に理解できて、黒人音楽をさらにリスペクトできたね!』って。

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