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2005年5月 9日 (月)

ケルンコンサート!!オイラが肉球で太鼓盤1

gw_001 マイルスでっす!!

オイラのおすすめの音楽を自慢の肉球でドドーンと太鼓判を押して紹介しまっす!!

名付けて『オイラが肉球で太鼓判』

第一弾はキース・ジャレットのケルンコンサートだス

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『先輩!これいいっすよ!!なんせ昔、女子大生のマストアイテムって言われたアルバムっスよ!もてまくりっすよ』

                     

キース・ジャレットの『ケルン・コンサート』との出逢いは大学の男子寮、歴史書と漫画がうずたかく、さながらケルンのように積み上げられたオイラの部屋でもたらされた。コンパの仕切り方の上手下手が『社交性』の判断基準と考えられていたような、『大学生』と『実社会』が隔絶されて考えられていた時代だ。オイラ達は大学生という名の幻想の『パラダイス』に踊らされていた。いや、達などと決め付けては失礼だろう。オイラみたいなアホは踊らされ、そしてそんなアホは数年後、実社会に出たとたんに煮え湯を飲まされた。踊らされなかった奴は今きっと本当のパラダイスを見出しているはずだ。

汚ったない部屋、クリーニングしたての一張羅。

コンパの話題に出すべき『イケテル』知識のひとつとして、たまたま、もたらされただけのピアノソロアルバムがその後の人生に影響を与えるなんて事は、全く察することの出来ないオイラはその瞬間も次のコンパのことだけ考えていたのではなかったか・・・。

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">キース・ジャレットの魅力はリズムにあるとオイラは考えている。正確に言うなら、リズムのとらえ方と、そのとらえ方がもたらす彼の柔軟性だ。たとえば、この名盤。『ケルンコンサート』を語るときメロディーラインの美しさに触れているレヴューは、それこそケルンの街の人口350万人に匹敵するほど多い。ほとんど全員が言う。オイラもこのメロディーが大好きだし、即興演奏という事実がもたらす『はかなさ』が、より感慨深くメロディーを引き立たせるのも事実だと思う。しかし聞き耳をそばだててほしい。彼のタッチの裏に潜むリズムに。綺麗なメロディーの裏に響くであろうブラックなリズムに。

そしてそのリズムは変幻自在、柔軟だ。いや、楽曲一曲の中においてではない。ソロ、トリオ、バンド構成やメンバーの変化に応じ、時、時代性に関わらず常に変幻自在という意味だ。

70年代のマイルスバンドを経たミュージシャンがソロあるいはリーダーとして独り立ちしたとき、ほとんどがマイルスバンドの音の影響を抜け切れないか、逆に抜け出そうとあがき、結果、埋没していっている。

その中で、変幻自在に存在感を増し常に匠としてあり続けるキースは異彩を放っている。芸術に身を晒し身を削られ身を滅ぼすミュージシャンが多い中、彼だけがマイルスを一過程として昇華し消化できた理由はリズムの柔軟な解釈の賜物だとオイラには感じられる。キースはプレイヤーでありながらドラマー的視点でプロデューサー感覚を常に発揮していると・・・・。

分野は違うが、魂をすり減らし、ギャグに身を削っていった鴨川つばめさんや山上たつひこさんと一線を隔し、ひょうひょうと時代を乗り越えてゆく中川いさみさんと似たモノを感じてしまう。

破滅型人生をリスペクトする聴き方を求めるとしたら、物足りなさがあるかもしれないが・・・。

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汚ったない部屋、クリーニングしたての一張羅。

オイラは部屋の明かりを消し、万年床にヘッドフォンを引き込み、繰り返し繰り返し『ケルンコンサート』を聴いていた。イケテル演出のためにこの曲を利用するなんて『腐った考えだ』という自覚を芽生えさせられる程度に、オイラはイケテル時代を冷静に見つめられる視点を失っていなかったようだ。幸か不幸か。ミュージシャンが音楽を通して伝えたがっている事をオイラなりに捉えられるようになりたいと思った夜だった。

翌日、結構、後輩を驚かせてしまった。

『オイラつぎのコンパ、キャンセル!  おまえにこのギャルソンの服やるわ!!』

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_037 結局・・・影響されやすいだけやね・・オイラ・・

♪ん~ふぉ~んん

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コメント

こんにちは、TBありがとうございました!
「キースの魅力はリズムだ」には目から鱗でした。甘ったるいだけのメロディではなく、リズム感あふれる即興演奏、展開が確かにキース・ジャレットの魅力だと改めて思いました。
トリオの演奏は、まさにリズム感をメンバと共有していないと成しえないものですよねー。
「ケルン・コンサート」は私にとっても大切な1枚です。
今後ともよろしくお願いします。

投稿: いわ | 2005年5月 9日 (月) 20時36分

 こん**は。TB&コメント有難うございました。凄いメルアドだと思いましたが(^_^;)、おまけにワンちゃんだったとはビックリ。

 わたしもキースは大好きです。ジャズの枠に縛られない天才ですよね。そんな彼でも慢性疲労症候群に陥り、音楽家生命の危機があったのですから過酷なものですね。それを乗り越えて出来たソロアルバム「The Melody At Night, With You」が好きです。

投稿: ゆうけい | 2005年5月 9日 (月) 20時38分

マイルスさん 始めまして!!

ブログについてとか いろいろチョッと読ませていただきました
真摯な態度でブログをされて見えて、凄く好感が持てました
TBありがとうございます
ブログの書き方は確かに自分をどのようにあらわすか難しいですね
まして先ほどのJR事故や憲法問題やら・・・
私はなるべくその様な問題は触れないようにブログをしています
でも報道されてる事は凄く興味があります
頑張ってください!!

マイルス一家の中のキースの事は同感です
マイルスに影響を受けなかったジャズメンは三人いるって中山康樹も書いていますね
オルガンでガンガンと音楽をえぐっていたキースとソロコンサートのキースは別人に見えるけれど、よくよくキースの音楽を聴くと
同一人物と納得します

最初にここに来たとき、蛙が一緒だったのでびっくりしました
ココログが新しいTBのやり方をしたのかなって(笑)

投稿: マサヒ | 2005年5月 9日 (月) 20時47分

マイルスさん初めまして。
トラックバックありがとうございました。
いくつか記事を面白く読ませていただきました。
ネットとジャズは初級者の私に
皆さんのコメントを含めとても参考になり嬉しゅうございます。
これからも時折読みに寄らせて頂こうと思います。
どうぞよろしく。

投稿: 漂流ニック | 2005年5月11日 (水) 22時11分

漂流ニック様、コメントありがとうございました。
私もブログで関連できた方々より、良い、そして刺激的な情報いただいております。ニック様のブログへも伺いますので今後とも宜しくお願いいたします。

投稿: マイルス | 2005年5月12日 (木) 11時34分

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» ● Keith Jarrett " The Koln Concert " ( 1975 ) ★★★★ [CDレビュー:おミミの友 (Supported by K.M.C)]
TBありがとうございます。 こちらはCDレビュー専門でやっておりますが、今後ともよろしくお願いします。 [続きを読む]

受信: 2005年5月10日 (火) 06時20分

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